5月11日のガッテンでは
血液のチカラ向上作戦として
脳梗塞、心筋梗塞で死なないために
血栓を綺麗に溶かす方法を教えてくれました。
備忘録として紹介します。
血栓を作る原因は「フィブリン」
血栓の原因となる物質はフィブリンという物質です。
ちょっと前にフィブリノゲンという
薬が問題になったのでピンときた人がいるのではないでしょうか。
フィブリンは怪我をして出血した際に
集まってきてかさぶたを作ってくれる
体を守ってくれる物質なのです。
体を守ってくれるフィブリンですが
ストレスにとても弱いのです。
ストレスを感じるとフィブリンは活性化して
血栓の元を作ってしまうのです。
実験ではお化け屋敷に入る前よりも
入った後のストレスと感じた後は
血液が30%も固まりやすくなっていました。
フィブリンは感情が揺れ動くと
血栓の元をたくさん作り
血液が固まりやすい状態になるのです。
これは、昔、狩猟民族であったころ
狩りで戦闘するときに興奮状態になると
血液が固まりやすい状態にしておくことで
怪我をしても致命傷にならないようにしていたとのことです。
血栓を溶かす薬「t-PA」
血栓が脳にできると脳梗塞になります。
その脳梗塞の特効薬が「t-PA」です。
発症してから4時間半以内に使用すると
ほとんど後遺症が残らないすごい薬です。
しかし、お値段はやはりちょっとお高く20万円するそうです。
自力で「t-PA」を増やす方法
「t-PA」は実は人体にもあり
「Tissue Plasminogen Activator」の略です。
「t-PA」は血管の内側の細胞で作られており
要らない血栓ができたときは自分のt-PAで
血栓を溶かしているのです。
この自分のt-PAの働きをパワーアップさせるのは
「運動」なのです。
どんな運動が効果的なのか?
1日30分程の散歩程度の有酸素運動を
3週間したところ
被験者の方たち全員が
血栓を溶かす能力がアップしていました。
一番アップした人は4.2倍にもなっていたので
軽い運動でもいいので
少しでも有酸素運動をすることが大切です。
激しい運動ではどうなのか?
軽い有酸素運動が効果があるのはわかりましたが
激しい運動はどうなのかということで
15分間エアロビバイクで限界まで運動をしたところ
血栓を溶かす力は21倍にまで上がっていました。
しかし激しい運動は一過性のものですので
有酸素運動を継続することが大切です。
ダイエットも効果的
体重1㎏減らすだけで
血栓を溶かす力は2割もアップします。
血管の健康を維持する運動方法
運動はいつやってもいいのですが
血栓ができやすいのは午前中です。
だからといって起き抜けに運動をすると
脱水症状になり危険ですので
起床後、水分を取って
1時間程度たってから運動を行ってください。
息が上がらない程度の軽い運動を
30分行ってください。
血流が増えるとt-PAが元気に働けるようになります。
特に運動をしていなかった人は効果絶大です。
つま先を上下させて
ふくらはぎの血流をよくすると効果がありますし
車中泊をしたりする人は足を高くして寝るようにすると
少しでもマシになります。
まとめ
お化け屋敷で血栓ができやすいとは
かなり意外な事実でした。
びっくりして寿命が縮んだとはよく言いますが
本当に寿命が縮むかもしれないのですね。
朝の散歩はとても健康にいいので
ぜひ、実践したいですね。

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